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DIARY

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2018.11.09 Fri 特別大サービスだった

次男が産まれたその夜、僕と長男は産婦人科で妻の出産に立ち会った。

その産婦人科では、畳の座敷に布団を敷いてお産ができる。お産は夜中だったから、まだ三歳の長男は陣痛に耐える妻の隣で寝息をたてて寝ていた。
二人目だったこともあり、お産はスムーズだった。最初で最後の大きな波に乗って、次男は外の世界に出てきた。次男がへその緒で繋がったままの母の胸に抱かれたときに、長男は目を覚ました。そこから一部始終、静かに見つめていた。

朝四時頃、長男と二人で帰った自宅の駐車場で、空を見上げた長男が歓声を上げた。
「おほしさまが いーーっぱい!」
「これは はじめてやな」
実際にはもっとたくさんの星を、彼は見たことがある。奈良の天川村や、長野の開田高原で。でも本当に、その日は都会とは思えないほど、驚くほどの星が出ていた。明け方だから空気が澄んでいたのもあったのだろう。
「とくべつ だいさーびすやな」
得意げに話す長男が可笑しくて、愛しくて、僕は笑った。そんな言葉どこで覚えてん。

うちに帰って、二人でくっついて寝た。
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